仮想通貨の普及率、通貨危機のトルコが1位=独スタティスタ

ドイツの統計機関スタティスタ(Statista)によると、欧米を中心にした15カ国で仮想通貨普及率が一番高いのはトルコであることが明らかになった。トルコでは通貨危機によって法定通貨に対する信頼が薄れていて、今後どこまで仮想通貨の普及率が高まるか注目だ。

 

スタティスタは、各国で1000人(ルクセンブルグは500人)ほどに対して「仮想通貨を持っている」という項目に「イエス」か「ノー」で答えるアンケート方式で調査を行った。普及率1位となったのはトルコの18%で次にルーマニアの12%、ポーランドの11%が続いた。米国は8%。日本は調査対象ではなかった。

トルコでは米国との関係悪化から通貨のリラがドルに対して急落しており、仮想通貨を買う人が増加している。10日付のコインデスクによると、トルコの仮想通貨取引所パリブやコイニムにおける取引高が24時間で100%以上増加。また、ビットコイン情報サイトBitcoin.orgの共同創業者によると、リラの急落を受けてトルコのイスタンブールからBitcoin.orgへの訪問者数は42%急増したという。

ただ、1位のトルコでさえ普及率はまだ2割未満であり、今回のスタティスタの調査結果は仮想通貨が人々の生活に普及するまでの道のりはまだ長いということを示している。

 

トルコの経済危機が仮想通貨にも波及しているのは、以前キルギスで起こった現象と全く同じとみて良いでしょう。

自国通貨が不安定でな国の人は仮想通貨の方が安心できるとしてそっちに移す傾向が強いと言えるでしょう。

そこは、我々のような通貨が安定している国に住んでいる者には判りづらいのだと感じます。

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