仮想通貨「イーサリアム」の価格が急上昇している理由-フォーブル
12月14日にフォーブルから配信された記事によると、
仮想通貨「イーサリアム」の価格が、ビットコインやライトコインと並んで高騰している。先日は仮想の猫を育成するゲーム「CryptoKitties」の大ヒットによって、イーサリアムのスケーラビリティ問題が露呈したが、それでも12月12日時点でイーサ(イーサリアムの通貨単位)の価格は625.25ドルまで上昇している。
2018年は、多くの金融機関がコンプライアンスの改善を目的にブロックチェーン技術を使った様々なプロダクトをリリースすることが予想され、イーサリアムの人気が高まっている。
12月12日、UBSが主導する「Massive Autonomous Distributed Reconciliation(Madrec)」というプロジェクトの発足が発表された。Madrecには、バークレイズ、クレディスイス、KBC、SIX、トムソン・ロイターが参加している。銀行各社は、これまで仮想通貨の実験を行ってきたがMadrecでは今後、イーサリアムを活用したデータ照合の簡素化を進めていくと報道された。
イーサリアムは、ビットコインに比べてポジティブに捉えられることが多く、2015年のリリースから2年で流通量が世界2位の仮想通貨となった。テレグラフによるとイーサの価値は年初から6800%も上昇したという。
イーサは仮想通貨ブームの中で人気を増し、今では仮想通貨の中で3番目に価値が高く、時価総額では2位となっている。
イーサリアムは、2013年に当時19歳のヴィタリック・ブテリンがビットコインよりも優れたプラットフォームを作ることを目的に考案した。イーサリアムは、ビットコイン同様に非中央集権型の決済プラットフォームで、銀行を介さずに匿名で決済を行うことができる。また、取引きデータはブロックチェーン上に記録され、誰でも閲覧することができる。
ライトコイン同様、イーサリアムはビットコインに比べて決済スピードが速いことが人気の理由となっている。サードパーティ製アプリをイーサリアムのプラットフォーム上で稼働させたり、他の形式のデータを保存できることもこともイーサリアムの利点だ。
仮想通貨市場の参加者が増加を続ける中、イーサリアムの価値は今後も上昇することが予想される。しかし、ひとたび人々の関心が薄れれば、バブルが崩壊するリスクもある。
何事にも上がる理由がありますが、実際に分からないことがあり理由が分かっていないまま値段が上昇していることがあります。
ですが、参加者人数が上がるにつれて値段も上がっていると言われています。
参加者が増えるとその分お金の流れが広がっていくので、より一層価格が上がる可能性が増えます。
イーサリアムも今後の動き次第ではもっと凄い動きが見えてくることでしょう。