金ファンドがビットコインブームに乗る-強気派1万ドル予想の中で-bloomberg

2017年11月24日に配信されたブルームバーグの記事によると、

主に貴金属関連株2億2000万ドル(約245億円)相当を運用するオールド・ミューチュアル・ゴールド・アンド・シルバー・ファンドがビットコイン投資に乗り出している。

オールド・ミューチュアルの運用者ネッド・ネイローレイランド氏によれば、同ファンドは資産の最大5%を仮想通貨に配分し4月に購入を開始した。同氏は16日のインタビューで、ビットコイン金・銀資産への再投資につながるため、ビットコインで利益を上げることを目指すと説明した。

ネイローレイランド氏は「ビットコインは明白にデジタルの金となるよう設計された」と指摘。「従って、ファンドのうち少ない割合をビットコインに投資するつもりなら、それは金ファンドであるべきだ。なぜなら的を射ているからだ。規律ある資金保有を現代社会で実現するということだ。ビットコインは世界通貨としての金の再導入へ道を開きつつある」と述べた。

起業家は仮想通貨の価値は政府や大手銀行、クレジットカード会社などの第三者に依存しない新たな支払いシステム構想を証明するものであると説明しており、ビットコインの価格は今年に入って8倍余りに上昇し8000ドルを超えた。それとは対照的に、金価格は米国と北朝鮮との緊張が高まる中で9月に短期的に上昇したものの、2月以降狭いレンジで推移している。

仮想通貨を巡っては賛否両論がある。仮想通貨に投資する資産規模5億ドルのヘッジファンドの運用を開始するマイク・ノボグラーツ氏はビットコイン価格について、年末時点で1万ドルに達する可能性が高いと予想。スタンドポイント・リサーチのロニ-・モアス氏は20日、2018年の価格目標について今月2度目の上方修正で1万1000ドルから1万4000ドルに引き上げた。ただ、米ゴールドマン・サックス・グループは10月に通貨の主要特性の大部分について評価すると、金が仮想通貨に勝っているとの見方を示した。

このようにデジタルゴールドと言われるビットコインに対して現実の金もビットコインに対して何らかの動きを出してきています。

まだ少ない企業しか動いていませんが、これからもっとビットコインに対して柔軟な対応をしてくるものだと思います。

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