5年後には仮想通貨が主要な決済手段になる、著名投資家の見方-forbes

 2017年11月13日にフォーブルから配信された記事によりますと、「今から5年も経てば、既存の政府の通貨を使う人間はバカにされるようになるだろう」とドレイパーはリスボンで開催された「WebSummit」の場で筆者に話した。

 

 

ティム・ドレイパー(Tim Draper)は、スカイプやテスラ、ツイッターの初期投資家として知られるベンチャーキャピタリストだ。

 

ビットコインに代表される仮想通貨は普及が進む一方だ。既存の通貨を使用するメリットは今後消えつつある」とドレイパーは言った。

 

 

ドレイパーが運営するDFJベンチャーキャピタルは、ビットコインに関して一貫して強気の姿勢だ。彼は2014年にオンラインの闇市場シルクロード”から3万ビットコインを2000万ドル以下で入手した。現在ではその3万ビットコインは2億1400万ドルの価値になった。

米国のドルや欧州のユーロはまだうまく機能しているが、今後もこの状況が続く保証はない。TNG Fintech GroupのAlex Kongは「特定の通貨を米ドルに両替し、それをまた別の通貨に交換すると1.4%を失うのが当り前の状況だ」と筆者に述べた。

ドレイパーによると仮想通貨の場合は常に価値が保たれ、送金によって価値が減じることがないという。今ではICOを通じて、次々と新たな仮想通貨が生み出されているが、数百もの通貨が生み出されても価値が減じることはないのだという。

「新たな通貨の価値も相互関係により価値が保証されている」とドレイパーは筆者に説明した。「様々な仮想通貨は一つのウォレットで統合して管理される。支払いを行う場合は、その中で最も価値の高い通貨が用いられることになる」

「世間に受け入れられるためには、わかりやすくシンプルなものになる必要がある。仮想通貨に関わる業界の人々が、この問題を解決してく」とドレイパーは述べた。「様々な種類の仮想通貨が今後も生まれるが、それらの全てを一貫性のある指標で値付けし、リアルタイムでやり取り可能になる世界が実現する」


このように仮想通貨に対する可能性を感じている人にとって凄く有益な情報であり、仮想通貨に対しての魅力をより感じているかもしれませんが、それと同時に仮想通貨は法的通貨があってこそその価値を保っているという現状は否めません。

今後の課題として、いかに仮想通貨単体としての信用と価値を法定通貨を介せず維持できるかというのが課題となるだろう。

 

5年後には仮想通貨が主要な決済手段になる、著名投資家の見方 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)